意識高い系商品レビュー

Amazon Echo Show購入レビュー 毎日がちょっと楽しくなる便利なデバイスの魅力をまとめてレビュー

Amazon Echo Show 5

2019年にプライム・デーでかなりの割引がなされていたので、すっかり乗せられて購入してしまったのがこのAmazon Echo Show 5だ。

AIスピーカーの購入は初めてだが、普段iPhoneの音声アシスタントSiriすら使っていない私に使いこなせるのだろうか、と不安だった。しかし蓋を開けてみれば非常にシンプルなデバイスで、思っていた以上に音声認識の精度もよく機能も豊富だ。

普段は音楽プレーヤーにしつつ、ちょっとした時にテレビ電話やらショッピングやらで活用できる、愉快なデバイスだ。

毎日がちょびっと明るくなる、そんな素敵な機械だと思う。

この記事はこんな方におすすめ

  • 音声アシスタント、AIスピーカーが気になっている方
  • Amazon Echoで何ができるか気になっている方
  • Amazon Echoの音声認識精度が気になる方
  • 小さなお子様がいるご家庭

注意点 Wi-Fi環境がある事前提

Amazon Echo Show 5にはイーサーネットケーブルを刺す箇所がない。ワイヤレス通信専用だ。

なので購入前にワイヤレス環境をご自宅やオフィスが備えているかをよく確認してほしい。ワイヤレスモデムは昨今かなり求めやすくなっているので、これを機に購入するのもアリかもしれない

私が自宅で使っているのは下記のワイヤレスモデムだ。普通のアパート・マンションや一軒家なら十分にカバーできる。基本的に通信できる範囲はモデムによってそこまで差が出ないので、購入してみてカバレッジが不安なら中継器を買ってもいいだろう。下記製品はAmazon Echo動作確認済なので安心だ(とはいえ、基本的にまっとうな製品なら作動しないということはないと思う)

使い方はいたって簡単

パッケージは非常にシンプルで、開けるとAmazon Echo Show 5本体と、電源ケーブル、そして取扱説明書が同封されていた。コンセントにつなぐとすぐに起動し、WifiのセットアップとAmazonアカウントの入力が終われば、もう準備は完了だ。私の場合新しいソフトウェアがあったらしく、数分だけアップデートなどで待たされたが、すぐに使える状態になった。

Amazon Echo Show 5

基本的に使うのは電源コードのみ。

このAmazon Echo Show 5はタッチパネルとボタン類が備え付けられているが、基本的な操作は音声で行う。

「アレクサ、○○して」
という形式で命令を出せば、その通りに動いてくれる。

音声はテレビがついていたり音楽が流れている部屋であっても、リビングの端から端ぐらいまでなら十分に聞き取ってくれる。「アレクサ」という命令を受け取ったら、再生中の音楽のボリュームを落としてより鮮明に内容を聞き取ろうとするからなかなかお利口だ。

多少大きな声を出せば、隣の部屋にいたりしても聞き取ってくれそうだ。正面だけではなく、後ろや左右からの命令もきちんと聞き取ってくれる。また、多少早口でもきちんと聞き取ってくれるので頭がいい。

「アレクサ、パッハベルのカノン」という曖昧な指示を出すと、
「パッヘルベルのカノンの再生リクエストですね?」と聞き返してくれる。
これで「はい」とか「そうだよ」と答えると、音楽を再生してくれる。
なかなかにお利口だ。

また、Voice Profileといって、スマートフォンの顔認証や指紋認証と似た感覚で、「登録したユーザーの声」しか認識しないように設定ができる。子供のいたずらなどを防げるだろう



Amazon Echo Show 5で音楽を聴く

音楽の再生を声掛け一つで再生してくれるのは実に便利だ。なお、有料コンテンツの場合は購入する前に聞いてくれるので、勝手に課金されたりということはないので安心してほしい。

ボリュームの操作も声で行う。「アレクサ、ボリュームを最大にして」「アレクサ、ミュートして」「アレクサ、ボリュームを5にして(1が最低で10が最大)」といった操作に対応している。

「アレクサ、さっきの曲もう一度かけて」「アレクサ、次(の曲)」といった操作も可能だ。

Amazon Echo Show 5

歌詞表示機能があるので、カラオケ感覚で利用も可能。

音量は最大にしても音割れしない質の良いスピーカーを備えており、最大にしたら近所迷惑になるほどに大音量を流すことができる。逆に最低にしても例えばベッドルームの就寝前とかであればちょうどよいBGMレベルになる。実に良い塩梅だ。

Amazon Echo Show 5

背面が全体的にスピーカーになっているので、音質も良好。

我が家ではリビングに置いているが、例えば食洗機を回しつつキッチンで慌ただしく料理をしているといった少しうるさい場合はボリュームを5に、そうでなければボリュームは4程度に設定している。それ以上が必要になった事はないが、もっと大きな部屋で使うのであれば役に立つこととあるだろう。

ちょっとボリュームを変更したい場合も、話しかければすぐに反応してくれるので嬉しい。ハンズフリー操作を見くびっていたが、端末まで行かなくて良いというのは実に便利だ。

Amazon Echo Show 5はBluetooth対応しているので、Bluetoothスピーカーとして使用することも可能だ。

また、あまり使う方はいないかもしれないがヘッドホン・イヤホンをさすこともできる。

Amazon Echo Show 5で動画視聴やビデオ電話をする

Echo Show 5は比較的大きめの画面が付いており、解像度も良好なのでビデオを楽しむこともできなくはない。だが、画質音質はともかく画面がどうしてもスマートフォンをひと周りほど大きくした程度なので、メインのモニターとして使うのは苦しいだろう。

Amazon Echo Show 5

画質はいいのだが、流石に腰を据えてビデオを見るにはちょっと画面が小さい

とはいえ、例えばテレビから離れてキッチンで料理をしながら見るといった場合や、自分はテレビを見つつ子供にキッズ番組を見せる、といった使い分けがしたいなら便利だろう。

モニターは良好なのでビデオ通話も便利だ。専用アプリ(とてもシンプルでわかりやすい)に登録すれば、スマホとEchoでビデオ通話したり、Echo同士でビデオ通話ができる。他のサービス利用と同じようにインターネット通信量は当然かかるが、別途電話代はかからない。

ビデオ通話はSkypeや携帯電話で十分、そもそもそんなに使うことないし と思う方も多いと思うし、実際その通りだと思う。だが、家の固定電話感覚で置いておいても便利ではないだろうか。ハンズフリーで話しかけるだけで応答できるので、家事などで手が離せない時もすぐに電話に出られるのは便利だ。

Amazon Echo Show 5

カメラを物理的に隠すためのスライドがある。

また、物理的にカメラを隠せるのも安心ポイントだろう。さすがにセキュリティはAmazonのような大手では万全だとは思うが、心配な方は使わない時はカメラをしまうことができるので、安心してほしい。



小さいお子様がいる家庭に本当にオススメ

正直なところ、買ってすぐは「いらなかったかなぁ」と思ったりはしていた

ハンズフリーで操作できるのはいいが、AIスピーカーの必要性に疑問を感じていた。例えばBGMをかけるときは何か作業をしている時が多いと思うが、私の作業はほとんどがパソコンで行うものだ。となると、パソコンで音楽を再生すればいい。

今日の天気とかニュースの読み上げとか、確かにないよりはあるほうかいいが、大抵スマートフォンが手元にある。

テレビ電話もスマホでできる。

なんてこった、スマートフォンがあるせいでAIスピーカーが台無しだ!と思っていたのだ。

しかし私が購入した一番の理由が、子供だ。

うちのおてんば娘は音楽が大好きで、曲に合わせて踊ったり手を叩いたりと大忙しだ。そんな我が子にとってアレクサは最高の遊び相手だ。まだ音声操作を使いこなすことはできないが、「アレクサ、キッズミュージックをかけて」と言っておけば小一時間は時間を作ることができる。

色々な子供向けの曲がシャッフル再生され、飽きないし一つの曲に執着するということもない。

子供は飽きっぽいし、飽きた様子になったらすぐ「アレクサ、音楽を止めて」といえばいい。こういうとっさの動作にハンズフリー操作は実に便利だ。

YouTubeと違ってCMが入ることもないし、変な曲が途中で入ってくることもない。安心して子供向けの曲を流せる

それ以外にも「静かなクラシックを流して」とかも子供の情操教育に良いかもしれない。もっぱら作業中の私のリクエストだが。

Amazon Echo Show 5で出来ないこと

以下の操作は記事執筆時点では確認できていない。

  • Echo Show 5の画面をさらにテレビなどに映し出すこと
  • 固定電話の電話番号と紐づけること(家電にかかってきたら、Echoで取れるようにする、といった操作はできない)
  • 本体に電池が内蔵されていないため、移動する場合は電源を切る必要がある
  • 言語の切り替えができないため、日本語でセットアップした場合は英語などで話しかけても反応しない
  • 音楽をリクエストする際に本家ではなくカバーやサンプルを再生してくるケースがある。アーティスト名も合わせて言えば平気だが、このあたりはもう少しスマートにならないものか。




まとめ 見くびっていたけど、意外に便利なデバイス

正直AIスピーカーなんていらないと思っていたし、スマートフォンかパソコンがあれば全てOKだと思っていた

実際問題、子供がいなかったらあまり利用頻度は高くないかもしれないし、スマホで大半のことはできるのは事実だ。

だが家に据え置くデバイスとして、音声で操作できて手軽に家にエンターテイメントをもたらしてくれるという意味では理想的なデバイスだ。値段も手頃ではあるし、不要なときはデジタルフォトフレームとして思い出の写真をスライドショー再生させたりしておけばいい。

Amazon Echo Show 5

Amazon Echo Show 5で配達状況の確認

また、地味ではあるがAmazonで注文した品の配達状況を確認したり、声をかけて買い物をしたりすることができる。

Amazon Echo Show 5

Amazon Echo Show 5で買い物をする

想像以上に私たちの声を聞き取ってくれるし、想像以上にスピーカーのクオリティが高い。
そして想像以上に再生できる楽曲が多く、「静かなジャズを流して」といった変則的な要求にも大体は答えてくれるので満足度が高い。

スクリーンはいささか中途半端なサイズで持て余している感じはするが、本体はコンパクトな設計でコード類も最小限なのであまり置き場に困ることはないだろう。

買って決して損はないと思うし、AIスピーカーが気になっているのであればちょうどよいデバイスだろう。お子さんがいれば大喜びすること間違いなしだ。

 

  • この記事を書いた人

内藤エルフ

2013年東京大学法学部卒業。都内の米系投資銀行勤務。英語と日本語のバイリンガル。意識高い系そのものが好き。スターバックスでMacbookを開いてドヤ顔するのが好き(しかし仕事のファイルは持ち出し禁止なのでネットサーフィンのみ)。なお、コーヒーの味の違いはわからないけど、日本とアメリカのコーラの味の違いは7割の確率で当てられる。

-意識高い系商品レビュー
-, ,

© 2023 The Output