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短い期間でゼロからで大金持ちになる方法とは

Cash

大金持ちになる、と言うものを妄想しない人間はいないと思う。妄想するだけで行動に移さない人が大半だろうし、私もそんな人間だ。
でも、妄想は楽しい。宝くじを買った後の「当たったら何しようかな〜」と妄想するのは誰だって楽しいだろう。

今日はそんな楽しい妄想を、ちょっとした頭の体操に変えてみたいと思う。お時間ある方は、ぜひご一緒に。

この記事はこんな方におすすめ

  • 頭の体操が好きな方
  • お金持ちになりたい方
  • 妄想が大好きな方

ありがちな詐欺

よくこういう詐欺の話がある。

「ものすごい儲け話がある。確実に儲かる。知りたかったら、まずは手付金を振り込んで欲しい。その後儲けを山分けしよう」

いつの時代も引っかかる人がいる。海老で鯛を釣るというか、少ない元手でより大きなものを得られるのが合理的で当然だと考える。あるいは博打と捉えているのかもしれない。

なんであれ、手付金をとやらをとられてバックられて終わりだろう、とまともな神経なら思うだろう。

でも、そうじゃないとしたら?

前提条件、ゲームのルール

例えばこんなシチュエーションを私は妄想して楽しんでいる:

「1週間以内に10億円を用意してくれたら、その場で20億円をあげよう。ただし、なぜ20億になって返ってくるかは誰にも教えられないとする」

突拍子も無いのはわかる。だって妄想だもの。
より楽しいのは、「どうやってこれを実現するか」その方法を考えることだ。

まず冷静に考えて、10億円の手元資金があるわけがない。1億だったら人によっては不動産を売ったりお金を借りたりなんとか用意できる金額かもしれないが、10億となったら話は別だ。

とはいえ、この10億は確実に20億円で戻ってくるとしよう。そうしないとこのゲームは成り立たない。でも、その確信を持っているのは自分だけだ。あなたの周りの人々は、あなたの言うことを冷静に判断すると仮定する。

「んなアホな話があるか」「証拠を見せろ」と言われて一蹴されてしまうだろう。だがこの場合、確約されていると確信しているだけで、証拠は出せない。なおさら難しい。

どうプレーするか

はじめに断っておくが、このブログにオチはない。

思考実験というか、妄想遊びにすぎない。だけれども、こういうことを滔々と考えていると、案外人生の別の場面につながる何かが見えてくるかもしれない。

私はずっとこういう妄想を暇な時に繰り返して来た。それが役に立っているかどうかは神のみぞ知るといったところだけれども、少なくともマイナスにはなっていないだろう。

では、本題に入ってみよう。

私ならどうやって10億円を用意するか?
住んでいる家を手放す覚悟でとにかく借りられるだけ借りて、無償の愛で私を信じてくれる(かもしれない)親族に死ぬ気で説得して1億円を得られるかというところだろう。たぶんそんなにいかないとは思う。
下手すると病院に連れて行かれるかもしれない

となれば、残りはどう動かすか?

戦略を考える

何らかの証書を発行して、1週間後に50%上乗せで返す、という怪しさ満点の金融商品を発行するか。それなら10億借りて15億返して、手元には5億残りそうだ。まるまる10億円をもらえないとはいえ、利益は出る。
問題はそんな証書の発行がスムーズにいくかというところ。

あるいはクラウドファンディングを使って、金持ちのお金バラマキみたいに見せるか。チップインしてくれたら、期間内に希望金額を達成した場合に利益をつけて返す、と。
クラウドファンディングサイトはおそらく現金を現金で返すということはやっていないので難しそうだ。その価値の金塊を、とかもできるかもしれないが少し厳しい。

あるいは、金持ちに当たってみるのも手かもしれない。完全なるイメージだが、ゾゾタ●ンの社長やホリ●モンあたりは話に乗ってくれるかもしれない。だが、彼らもあれだけの資産を形成してきた豪傑なのだから、こんなアホみたいな話になんの裏付けもなく乗ってくれる可能性は低い。いくら1週間で返却されるとしても、怪しい。そもそもアポが取れなさそうだ。自身のコネクションのなさがかなしい。

この時代ではあるが、案外訪問販売みたいな形を取るのもありかもしれない。クラウドファンディングサイトとかを使用しない、インターネットにあまり頼らない世代も十分に資産を持っているケースがある。面と向かって話し合って、援助を得るのだ。

でも、どうやって信用してもらうか。
適当な嘘をでっち上げて、海外のここに投資しており、IPOで確実に利益が出そうだ、と話すとか。1週間の中ででそれっぽい資料を用意するのはなんとかできそうだ。
本人の信用の方も大事だ。自身の務めている会社の名前を言ったら連絡されてしまいそうだし、裏を取られたらなかなか厳しい。

弁護士を引き連れて目の前で利益確約の証書を書く、とか…
それでも時間がかかりそうだが、下手すると100件ぐらい訪問したらなんとかなったり…はしないか。

人海戦術もありかもしれない。
とにかく手元資金を人を雇うのに使って、ガンガン上の話で営業をかける。とはいえそんなに説得力がある話ができる人材をどこで見つけてくるか。
弁護士事務所とかに働きかけるか。

いやー、難しい。
存在する商品や企画を売り込むのではなく、ないものを売るのだから。

うまい案を見つけたら映画のネタにでもなりそうだ、と思いながら私は日々妄想している。

ねたばらし

実はこれは、私が一人で考えた問題ではない。

とあるコンサル会社を受けたときに面接で出された問題だ。私はいくつか前提条件の確認をして、自身の条件を加えて論点整理をしてから上のような説明をした。

もちろんコンサル会社の面接なのだから、結論が大事なのではなくその発想の過程が大事だった。

とはいえ、内定をもらった後に「○○さんならどうやって10億を入手しますか」と聞いたところ、帰ってきた答えは「確実な方法がある。基本的に誰にだってできる方法だ。それは入社したら最初のランチで教えてあげるよ」だった。

私は結局入社しなかったので、答えはわからずじまいだ。でも、あれから5年以上経っていまだに時たま考えることがある。

あの面接官の答えはなんだったのだろう?

いつかお会いする機会があったら、ぜひ聞いてみたい。私がランチおごるからさ。

  • この記事を書いた人

内藤エルフ

2013年東京大学法学部卒業。都内の米系投資銀行勤務。英語と日本語のバイリンガル。意識高い系そのものが好き。スターバックスでMacbookを開いてドヤ顔するのが好き(しかし仕事のファイルは持ち出し禁止なのでネットサーフィンのみ)。なお、コーヒーの味の違いはわからないけど、日本とアメリカのコーラの味の違いは7割の確率で当てられる。

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