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面接の攻略法 - コンサル、商社、外銀内定につながったシンプルな私の面接テクニック

私は面接が得意だった。

演劇が好きだったのもあるし、人前で話すのがあまり苦にならないタイプだ。そういう意味ではあまり一般的なタイプではないかもしれないけれども、面接に通じるテクニックは似ていると思う。

私が就活をしたのは2010年代前半なので、それから色々と変わっているかもしれないが、根本は同じだと思う。

受けた業界はコンサル、外資系投資銀行、商社、そして当時勢いのあった某ソーシャルゲーム会社だ。ほぼそれぞれで内定第一号だったし、落ちたのは一つのコンサルだけだったので(未だに夢に出る)、私の就活は悪くなかったと思う。

今回は恥ずかしながら私の面接において注意していたことを紹介したい。皆さんの何かの役に立てば幸甚だ。

この記事はこんな方におすすめ

  • 就活中の方
  • 面接が苦手な方
  • コンサル、商社、外銀などに行きたい方

はじめに なるのではなく、演じる

面接に通じるテクニックは結局一つだけで、「欲しがっているであろう人材を演じる」ことだけだ。

ココがポイント

私は「優秀な大学生」という役を徹底的に演じた。

なかには「演じてたらバレる、本質を見抜かれる」という人もいるだろうし、そういう鋭い観察眼を持った面接官もいるだろう。だけれども、言葉の裏をいちいち探るほど面接官は暇ではないと思うし、採用候補の話した言葉を素直に捉えて自社に合うか合わないかを選択していると私は考える。

だから、演技でも良いから「いいやつ」であるとアピールした方が良いのだ。どうせ働くなら相手も「いいやつ」と働きたいだろうし、好ましい人間であると感じる方がよいだろう。

では、どうやるか。
嘘をつくわけにはいかないし、言葉のテクニックで誤魔化せるのも高が知れている。

だから自身のウィークポイントを認めて前向きにする説明と、それ以上に自身の強みを強く強く推すこと、そしてなによりも積極性を持つことが大事だ。

それぞれ、詳しく見ていきたいと思う。

ウィークポイントを認めつつ、援護射撃

自身のウィークポイントを強みに、というのは今時どんな就活サイトや本にも載っている。弱みに見せかけてそれ強みじゃん、と思わせるアレだ。それは誰だってやっているし、そういうことじゃない

以前面接官を務めた方数名と話す機会があり聞いたところ、「事実ベースで話すのが大事」といった趣旨の話がちらほら聞かれた。

「本当に弱みを知りたいんだよ」と。

だから「何でもチャレンジしたくなっちゃうのが弱みです!」は弱みみたいな強みで、就活対策本の第1ページに載ってそうなものだけど、求めているのはそこではないらしい。

どちらかといえば、英語が苦手ですとか、人と面と向かって話すのが苦手ですとか、コンピュータの操作に自信がないですとか、そういうリアルな弱点のさらけ出しの方が好印象らしい。だけれども、ただ弱みを出すだけではよくない

ココがポイント

それに対して自身が今まで何をしてきて、当初よりどれだけプラスになったかを説明できるかが大事だ。

私は受けた4社の外資系投資銀行全てで、経済の知識に不安があると答えた。そして全てから内定をもらった

私は法学部出身で、専門で経済の勉強をした人間と比べたら確実に知識面が劣るのでそれが不安である、と答えた。だが同時に、吸収力があって短期間で資格を取ったり、学生時代に他学部の講義をつまみ食いして試験でもきちんと点数を取ったという話をした。

ちなみにこれを話せば、「じゃ法学部卒なのに何で投資銀行受けてるの?」と水を向けてくれるから、次のエピソードにも繋げやすい。そこから他者との差別化を図るのがよいと思う。

強みは押す。とにかく押す。

自身の強みを押しまくるのも大事だ。

ココがポイント

相手に「この人を採用したほうがいい」と思わせるのが面接だ。であれば、自身の強みは絶対にアピールしなければならない。

別にものすごい強みである必要はないが、「こういうスキルあるは特徴を自身は備えていて、それは絶対に役に立つ」と説明できたらいい。

この際に、受けている会社や業種に合わせたテイラーメイドなエピソードが出せたらベストではあるけれども、そこにあまり神経質にならなくても良いと思う。

実際問題、「君に話を聞いていると、別にウチの会社じゃなくてもやっていけそうだねぇ」と言われたことが二回ほどあった。いずれも「はい、確かに別の会社でも問題なくやっていけるだけのスキルセットを私は持っていると思います」と答えた。スノビッシュでいけすかないクソ野郎と思われるかもしれないが、おどおどしていたり謙虚すぎるよりかは、グイグイ行ったほうが(少なくとも私の受けた業種では)プラスだと考えた。

それに、自信があるヤツのほうが面接官も取りたいと思うだろう。自信がある人間は、メンタル的にポジティブなケースが多いし(ケースバイケースではあるとは思うけれども)、私の見ている限り挫折しても意外や意外立ち直りが早い。

別に、専門知識があると売りにしているわけじゃない。もっとソフトなスキルで自信があると宣言しているのだから、けんかを売っているようなことにはならないだろう。

自信はなくてもいい、だが自信を演じる

だから何よりも、「自信を持った人間」を演じきるのが何よりも大事だと私は考える。

ココがポイント

重要なのは、「自信を持て」と言っているのではなくて、「自信を持っている人間を演じろ」という点だ。

どっちも同じ、あるいは後者のほうがハードルが高いと思うかもしれないが、私はそうは思わない。あなたが理想とする人間、あるいはその会社で働いてそうな人間を思い描いて、その人ならどう受け答えするかを考えれば良い

ぱっと聞いたら、絶対にできないと思うかもしれない。自分は役者ではないし、そもそもそんな簡単に演じられたら最初からそうできるぞ、と。

でも考えてみてほしい。

例えば苦手な食べ物があるとして「一回だけ、美味しそうに食べてみて」というのと「その食べ物を大好きになって」と言われるのだと、どう考えても前者のほうが楽だろう。だって、実際に自分を変える必要があるのは後者だけなのだから。

そういう観点で、自分の面接の姿を妄想して練習してみるのもよいだろう。あるいは面接が得意そうな、優秀そうな誰かが身近にいたら「あいつならこう言いそうだなぁ」と考えてみるといい。

積極性がキモ

積極性とはなんだろうか。こうだ、という正しい定義を出すのは難しいが、少なくとも「積極的ではない」姿は簡単に思い浮かぶだろう。

日本人はあまり積極的な人種ではないかもしれない。そういうステレオタイプ化はよくないとは思うが、どちらかというと謙虚で落ち着いて、あまり自身をグイグイ出さないのが特徴だろう。悪い言い方をすれば臆病だ。

面接では臆病にならないでほしい。むしろ、臆病になると負けにつながりやすい。脅しではなく、これは本当だと思う。おどおどしていて面接に通る人もいるだろうが、基本的には印象は悪いと考えたほうがいい。

だからおどおどせず、どっしり構えてほしい。

面接官だって人間だし、みんな一度は通る道だ。

正直、これが一番むずかしいだろう。誰だって緊張する。緊張をほぐす方法は調べればごまんと出てくるが、なかなか特効薬のように効くものはない。

だからそのためにも、言い淀まずにすらすらと言葉が出てくるように反復練習しかない。精神がつまづいても、体になじみこんでしまってスラスラと出てくる、そういう人間になるのだ。

ココがポイント

スラスラと出てくるように「自己アピールを1分、3分、エピソードを交えて5分」や「会社でどういう人間になりたいか」「なぜその会社を選んだか」「弱みは何で、それをいままでどのように克服しようとしてきたか」など主要な内容は寝言でも出てくるぐらい練習すると良い。こういった内容は基本的にどんな業界を受けていても共通するものだから、損はない。

録音をしたり、友達に聞いてもらったり、家族の前で発表したり、単語帳形式で書き出して暇な時に読んだり……やり方は多様にあるが、とにかく徹底して体に染み込ませたほうが良い。

面接官に質問されて、少し考えて、答えを出す。

その流れが素直に出てくるように(別に早押しクイズじゃないのだから、即座に答える必要はないと思うが、固まるのはよくない)、反復練習をこなすしかない。

想定していない質問が来た場合はどうするか

想定していない質問はなんだかんだいって出てくる。相手の思考を読み取ることなんてできないし、私だって考えてみたこともなかった質問をされたことがある。

例えば「野球部の監督だとして、練習を一度もしたことがない一年生と、今年最後の大会になる大してうまくないが毎日練習してきた三年生がいた場合、どっちを起用するか」という質問をとある米系投資銀行の面接で出されたことがある。

は?野球部の監督? と一瞬固まったが、なんとか色々考えて答えをひねり出した。

そういうときも、「自分ならどう考えるか」ではなく、「その投資銀行のバンカーならどう考えそうか」というのを念頭に答えた。つまり結局自分の考えはそんなに言っていないかもしれない。

とにかく、想定外の質問は相手も「これは想定外だろうな」と思って出しているケースがほとんどだ。

となれば、冷静に処理するしかない。

ココがポイント

ひねった質問を投げてくる相手が求めているのは、斬新な発想であることは少ない。基本的にはロジカルな答え、つまり一貫しており論理的に破綻していない答えだ。

上記のケースであれば、「体験と成長」を重んじるのであれば三年生を使うと答えればいいし、「結果」を重んじるのであれば一年生を使うと答えればいい。あるいはそれを対比してメリット・デメリットを語った上で決断を下しても良いかもしれない。

基本的に面接の質問に正解はないし、知識問題はそうそう出ない。大事なのは答えを導く方法なのが大半のケースだ。

そう考えれば、「想定外の質問」への心構えもできるのではないだろうか。

おまけ 効果抜群のテクニック「オウム返し」

最後に、私がよく使ったテクニックを紹介したい。正直あまり美しいテクニックではないが、頭の片隅においておくと便利かもしれない。

オウム返しと私は勝手に呼んでいるテクニックで、その名の通り「一つの面接で言われたことを、自分のものにして次の面接で使う」ものだ。

どういうことかというと、就職の面接は大抵が複数回行われる面接になる。よほどのことがなければ、最低三回ぐらいは面接をすると思うし、下手すると十回ほど面接することもあり得る。

とすると、一つの面接では実は次の面接で有効に使えるものが得られる可能性が高い。

面接で最後になにか聞きたいことはありますか、といった質問をされた場合、そこで引き出したものはしっかり覚えておこう。

例えば「日本で外資系に務めるという点で、困難だと感じたこと、そしてそれをどう乗り越えたか教えていただけますか?」と質問したら、その人の回答は次回自分の面接で

「日本で外資系に務めるというのは○○という点で困難かもしれません。ですが、△△を通してしっかりとこなしていきたいです」

みたいにオウム返しできる可能性がある。

あまりやりすぎても良くないが、少しでも武器が増えるのは良い点だ。

まとめ

このように、私は面接は面接であって自己を変えたりする場ではないと考えている。しかし求められている人間像が自己と違う場合は、その存在になりきることも大事だ。

その結果内定を得ても、仕事がうまくやれないと思うかもしれない。期待を裏切るかもしれない、と。だがスタートラインに立つのが大事だし、仕事と面接は違う。ゼロベースではじめるのが仕事であって(新卒で即戦力なんてあまりというか全く見たことがない)、そうでないのが面接だ。別物だと私は考えている。

そうやって割り切って、焦点を絞って面接に臨むのも決して悪くないことだと思う。

皆さんにとってここで書いたことが少しでも役に立ってくれることを切に願っています。

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