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三日坊主・続けられない・完成させられないを治す方法

quitting too soon

何かに着手しても完成させられない、続けられない性格は治せるのか。

私は色々と手を出しては最後までやりきれないタイプの人間だ。三日坊主という言葉があるが、それに近いものがある。

映画の脚本や小説など、手を出しては見たものの、最後まで書ききることができなかった。日記もつけるのが苦手だし、仕事で役立てるように学んだ知識をログにしていたがなかなか続かない。

結論から言うと、これは簡単に治せるものではないと私は思う。

習慣化させれば良いと言う人がいるが、それもなかなかに難しい。七つの習慣だとか、色々なメソドロジーが存在するが、定着するまで続かないのだからどうしようもない。

とすれば、強制的に行う環境を作るしかない

そのためのスケジューラーとゴール設定が役に立つ。それぞれ、順番に見ていこう。

この記事はこんな方におすすめ

  • 壮大なプロジェクトを思い立つけど、なかなか完了させられない方
  • 三日坊主になりがちで、物事を習慣化させられない方
  • 目標管理や成果管理がうまくいかない方

スケジュール、リマインダ使いこなす

朝起きられない人間は目覚まし時計を使う。

私は目覚ましがなければ起きられない。もう何年も決まった時間に起きているが、だからと言って習慣化されてはいない。

携帯電話のアラーム機能を切ってしまえば、私はきっと永遠に眠り続けるだろう。

毎日やれば身につくなんて真っ赤な嘘だ。

だが、逆に言えば、「目覚ましがあれば起きられる」ということになる。強制的に、こちらの気持ちなど完全無視でがなりたてるからこそ目覚ましは効果的だ。今日は疲れてそうだしもう少し寝かしてやるか…なんて気遣いは目覚まし時計には存在しない

目覚まし時計は無慈悲だ。

その無慈悲さを使えば、習慣を強制することができる。

私はカレンダーアプリなどでスケジュールを入れて、通知が出るようにしている。職場では職場のカレンダーにリマインダをあちこちに設定して、確実に目に入るようにしている。

とはいえ目覚まし時計と同じで、オフにしてしまえばそれで終わりだ。

結局は個々人の意思や決定に左右されるのは仕方がない。だがきっかけを与えるという意味ではやらない場合は「やらなかった」という後ろめたさが残るようにはなる。

その気持ちを利用して、目標を達成した日はカレンダーに印をつけるなどの行為も、目に見えてやった日やらなかった日が分かるので良いかもしれない。ずらりと並ぶ印がぴたりと止まったら気持ち悪くなるものだ。

だが、それも結局慣れてきてしまう。

やっていない日が当たり前になって、通知を無視するのが当然となれば効果はなくなる

人は簡単に慣れてしまう生き物だから、やらないことが常態化しないように努める最低限の意思の力は必要となる。

ゴール設定とゴール管理をきちんとする

通知やリマインダは便利だが、きっかけにすぎない。

大抵の場合、三日坊主になる理由は終わりが見えないからだ。

小説を書きたいという意欲が湧いても、すぐさま200ページや400ページの結果がポンと出てくるわけではない。その結果に向けて、コツコツと1ページ、1段落、1行ずつ書いていかなければ進まない。

そして時にそれは遅々としたものである。

進んでいる結果が見えず、途中でやめてしまう。やめたところで、積み重ねてきたものもそんなに大きく見えないのだから、損した気持ちにもそんなにならない。人間は損得には敏感だが、全体像がつかめない以上、捨てたものの重大さを判断できない。

少なくとも私は何か大きなプロジェクトに取り掛かった時、こういった経緯でやめてしまう事が多くあった。

毎日書きましょうというリマインダを受けても、また明日また明日と気付いたらリマインダ自体を消すことになる。

そういう時に便利なのがゴール設定とマイルストーン設定である。

ゴールは最終成果物、終着地ではなく、目標のことである。
マイルストーンは工程の中で重要なポイントを把握して、中間目標として設定するものだ。

正直、使い分けは個々人で自由にするのがベストだ。夏休みの宿題の目標を立てるように、タスク管理していく。当初の予定通りに進むわけがないのだから、途中途中で計画を見直すマイルストーンを置くのも良いかもしれない。

だが、これだけではカレンダー作りとなんら変わりはない。

日々の進捗を「見える化」する

私は物を書くため、進捗管理のためにUlyssesというアプリを使用している。

詳しい紹介はまた後日書くとして、このアプリにはゴール管理機能がある。目標の文字数を設定して、それに達したか否かがわかる。

Ulysses - goals

人によると思うが、私は割と単純な性格でちょっとした成果が出たり褒められたりするとえらくモチベーションになる。それ故に、日々のノルマを達成していくと本当にやる気が継続するのだ。

逆に達成できなかった場合も、自身がどこまで行けたのかわかるが故にそこまで心が痛まず、前に進む事ができる。

人は達成感や何かを正当化する事ができれば続けられる比較的単純な生き物なのだ。

つまり、ご褒美制度はあながち間違っていない。

ツイッターで報告して賞賛のツイートを貰うなどでも決してモチベーション維持としては間違っていないだろう。周りに見られているという意識がプラスに働く人はそれも一手かもしれない。

まとめ 結果が見えてくれば、続けられるのが人間

手段が目的になってはいけないと言うが、手段自体に力をかけられないのでは話にならない。まずは手段を目的化して、安定したら自然に当初の目的に到達できるのではないか。

常態化しリズムをつけて、少しずつ目に見える成果を出して積み重ねていく

その見える化が大事だし、達成感を感じないまま日々続けていくのは苦行になる。進捗を目に見える形で残しながら、前に進むのがベストだろう。

継続は力だが、それゆえに身につけるのは難しい。

日々の継続の糧になるよう、日々の進歩を見えるようにしていこう。

それさえできれば、目標達成はぐっと近づくだろう。

  • この記事を書いた人

内藤エルフ

2013年東京大学法学部卒業。都内の米系投資銀行勤務。英語と日本語のバイリンガル。意識高い系そのものが好き。スターバックスでMacbookを開いてドヤ顔するのが好き(しかし仕事のファイルは持ち出し禁止なのでネットサーフィンのみ)。なお、コーヒーの味の違いはわからないけど、日本とアメリカのコーラの味の違いは7割の確率で当てられる。

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