
反映されないというのは、表示されないというわけではない。タグはきちんと投稿に表示されている。問題は、タグをクリックしてもそのハッシュタグの投稿一覧に、自身の投稿が表示されないのだ。
これはいわゆるシャドウバン(Shadowban)という現象らしい。Instagram公式はあまり言及していないが、色々なユーザーが確認している現象だ。非常に煩わしいし、何よりも「何かいけないことをしてしまったのだろうか!?」と焦る。
今回はこの現象について、色々と調べてみたのでその結果を書きたいと思う。
この記事はこんな方におすすめ
- 突然Instagramのタグが反映されなくなった方
- シャドウバンとその解決策について知りたい方
- シャドウバンされる理由が気になる方
ある日気づいたら、「いいね」がいつもより減っていた。
そもそも問題に気づいたのは「いいね」の数がいつもより少なく、フォロワーの伸びが今ひとつだったからだ。フォロワーは現在6.8万人ほどで、毎日緩やかに増え続けていた。
それがここ最近「いいね」が少ないな、とか「フォロワー頭打ちかな、増えないな」とか思っていたのだが、よくよく見てみるとタグをクリックしても投稿が表示されないのだ。
とはいえ、Instagramのバグはよくあることだ。投稿が消えたり、投稿しても反映されなかったり、そんなことは日常茶飯事である。下手するとアカウントごと消し飛んだ、なんていうホラー話を聞いたことがあるし、私は暫くの間投稿ボタンを押しても投稿が数秒表示され、すぐに消えてしまうという怪奇現象に直面したことがある(数日したら何事もなかったかのように治った)。

問い合わせはオプションではない
Instagram運営に問い合わせることは選択肢外だ。
Instagram運営への問い合わせ自体はできるが、返事が来る可能性は極めて低い。毎日ごまんと問い合わせが行くらしく、サーバー不調による全体的なサービスブラックアウトの報告などでない限り、個別に案内を出したりすることはまずない。
となると、このブログのように、個々人の不具合報告とその対策を見て回るしかない。
Redditなどの海外の掲示板を見て回るのも効果的だ。日本だけよりも、海外の方がユーザーは当然多い。英語に自信がない方はブラウザの翻訳機能などを使うと便利だ。
調べると、わりと多くの人が似たような状況に直面していることがわかった。その中で、いくつか解決策を取ってみる。
不具合解消の第一ステップ アプリ周りの確認
まずはアプリ周りの確認だ。
メモ
端末のソフトウェアのバージョンは最新か?
Instagramアプリのバージョンは最新か?
端末の再起動を試みたか?
アプリの削除と再インストールは試みたか?(パスワードなどを控えておくことを忘れずに!)
といった、よくあるトラブルシューティングを行う。投稿の反映の問題なので、おそらくこれらの端末・アプリ側の問題ではないことは想像がつくが、大して時間もかからないのでお守り程度でやってみる。
それ以外にもブラウザのキャッシュクリアやら、ツイッターとの連携を切るなどいろいろな対策がネットで語られているが、私はあまりピンとこなかった。

不具合解消の第二ステップ 投稿チェック
次に考えられるのが、何らかの規約違反が報告されている場合だ。
Instagramは一部ハッシュタグの利用を禁止している。
あまりに投稿が多い#Instagramや#Photoといったものや、公序良俗に反すると思われる#Sexyや#巨乳といったタグだ。
私は風景写真を投稿していたため、この規約違反にかかっている可能性は低いと考えた。「夕焼け」というタグが規約違反だとしたら、私はもうInstagramをやめたほうがいいだろう。
他にも例えば短い期間で「いいね」をつけすぎた、「フォロー」をしすぎた、プロフィールや投稿に不適切なサイトへのリンクを貼った、等色々と理由があげられるらしい。
いずれも私の場合はNoだと思う。
毎日決まった時間に、風景写真を適切なタグで投稿しているだけで、プロフィールをいじったこともサイトを貼ったことも、いいねをつけまくったりフォローしまくったりしたこともない。
となると、他の理由が考えられる。
試しに、当たり障りのない写真にテスト用のタグだけを入れて投稿してみた。事前に、このタグでの投稿は他に存在しないことを確認している。
このタグをクリックしてみると…
出た…!
コミュニティ規定に違反しているという報告があった、とのことだ。
シャドウバンの恐怖

Instagramでアカウントが凍結されたりすると、そのような連絡が来るらしいが、このシャドウバンは無通知の一時的な利用制限だ。なんの通知をも受け取っていなかったので、私はおそらく1週間程度なにも気づかず投稿を続けていたようだ。
このシャドウバンがかかる理由は諸説あるが、誰かほかのInstagramユーザーが規定違反の報告をした場合にかかることが多いらしい。らしい、というのはInstagram側も詳細を公表していないから本当のことはわからない。
さらに、(これも憶測の域を出ないが)人間がマニュアル作業でチェックしているのではなく、Instagram運営側が画像認証やその他プログラムを駆使して自動化している作業なので、場合によっては問題がなくても制限がかかることもあり得るらしい。本当だとしたらまったくもって厄介な話だ。
規定違反だと確定した場合はアカウントが止められるが、投稿自体はでき「いいね」をもらうことも、こちらからコメントをしたりもらったりできることから、規定違反までは至っていないようだ。

この状態はつまり私のフォロワーしか投稿を見られないということだ。非公開アカウント状態ということだ。
ネットを調べると同様の問題が発生している人は多く、心当たりがある人もいればない人もいる。ペットの犬の写真しか投稿してなかったのに急にシャドウバンを食らって困ったという人もいる。つまり、理由はよくわからないというのが現実だ。
解決法はたった一つ
解決法はとてもシンプルだ。
放置するしかない。
厄介なのは、どれだけ放置したらいいかわからない、ということだ。
2日間ログアウトしたら治った、という人もいれば、恐ろしい話だが6か月かかったという人もいる。規定違反の程度というわけではないらしく、この辺りは本当に謎である。
私の場合は、おそらくどこかのユーザーがいたずらで私のアカウントを規定違反報告したのだろう。誓って言えるが、本当に当たり障りのない投稿ばかりである。
そしておそらくだが、この放置期間中に投稿をしたりしてはいけない。(注:投稿を毎日しても制限が解除された、という人もいる。ただ、不具合によるものなのか本当に制限がかけられていたのかが判断がつかない以上、おそらく何もInstagramで触らないほうが得策だと私は考える)
私はシャドウバン状態になっているのに気づかず1週間程度、なにも考えずに投稿をほぼ毎日続けていた。想像の域を出ないが、シャドウバンの刑期は投稿を続けている間は減らない。
なのでInstagramをログアウトして、まずは2週間放置してみることにした。
今思えば一言「しばらくお休みします」とか投稿に書いておくべきだったなとは思うが、後の祭りだ。
さて、2週間待って試してみたところ…

結局シャドウバンだったのか不具合だったのかはわからないが、時間が解決してくれた。ちょっとインスタが風邪をひいていたようなものだ。
とはいえ、2週間だったり1ヶ月だったり、まして6ヶ月治らなかったら相当に不安だろう。
これ以上ユーザーが取れる行動はないらしい。だが、シャドウバンであるとすれば時間が解決してくれることは確実らしい。「お前ちょっと休んどけよ」と言われていると思えばいい。いつまでなのかは教えてほしいが…
まとめ シャドウバンを解決するには放置するほかなさそうだ
一通りアプリの再インストールや再起動を試してもいいが、シャドウバンはアカウントそのものにかかるものであろうことから、ユーザー側の行動はあまり意味がないだろう。
シャドウバンの解決策
悲しいが、ログアウトしてInstagramに触れない、という解決法以外今のところ有力なものはなさそうだ。
