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嫌いな人間ほど好きになる努力をした方がいいシンプルな理由

anger in the workplace

私はひねくれたクソガキである。

このブログを読んでいても「なんだこのクソガキ…」と思われる方も多いと思う。

ファクトベースで、単刀直入で、空気を読まない。でも突っ込みどころが満載。私の考える限り一番嫌われるタイプだ。正論で固めてなんとも反論できない方がまだやりやすいだろう。だが、職場ではそうではないし、うまく立ち回れるよう配慮している。

この記事はこんな方におすすめ

  • これはダミーのテキストです職場の人間関係に悩んでいる方
  • これはダミーのテキストです苦手な人間とどう接すればいいかわからない方
  • 職場関係で他人と差別化を図りたい方
  • 正直なところ、出世したい方

ごますりなんて誰もしたくない

とはいえ、私は職場ではそういう人間ではない。

入社したての新卒バンカーだった時の方が、むしろ尖っていたと思う。自分は正しいことを突き通す。損得勘定に惑わされて、ゴマスリする人間にはなりたくない、と。

確かに、世の中全ての人間が正論論者であれば色々と違うだろう。普遍的なルールと正義に突き動かされて、正しい道を貫く人間に溢れていたらこの世の中はかなり違っていたことだろう。

だが生憎世の中はそうではない。

自分の周りの親しい数名ですら、自分と全く違う価値観を持って、全く違う信念に基づいて、そして同じ目的に対してでもそれぞれ違う道筋で向かっている。

そうなると、普遍的に正しい処世術なんて存在し得ない。

ただ、私は一つ思うところがある。

嫌いな人間ほど好きになる努力をするべきだ

一見、いや二度見してもおかしいと思うかもしれない。短い人生の中ぐらい自分の好きな人に囲まれていたいだろう。

とはいえ、世の中は先ほど申し上げた通りそう思い通りにはいかない。困難は多いし、人は理論的ではないかもしれないし、こちらも理論的になれない時だってある。いい人もいれば、悪い人もいるし、馬が合わない人だってたくさんいるだろう。

だが、私はそれでも嫌いな人間ほど好きになるべきだと思う。

いや、こちらから好きになる必要性はない。好かれればそれが良い。相手がこちらにポジティブな感情を持ってくれればそれで十分だ。

色々な人がいるとは言ったが、社会の中でウケるものウケないものはある程度決まっている。ヒットしている曲はなんだかんだ嫌いというよりは好きな人の方が多い。

となると、人の好き嫌いもある程度は共通してくる

嫌いな上司の話になると、あがる名前はわりと共通していたりする。

誰かを嫌っていることは透けて見える

しかし面白いのは、嫌われている人間は大抵、嫌われていることに気づいている

「嫌われているかもと思ったら、だいたいの場合嫌われていますよ」と昔から言われているものだが、本当にその通りだ。嫌わられるのは世の中簡単だし、嫌われているとなんだかんだわかるものである。

ともすれば、あなたの嫌いな人間はあなたが自身を嫌っていることに気づいている場合が多い。そしてそれは他人にも言えることだ。

世の中にはフェアな人間もいる。

嫌われていても、その人間について正しい判断を下せる人間だ。だが、そのような人は少数派だと私は思う。どんな人間でも、機械的で冷血に見えても感情があるし、感情があるということはある程度はバイアスが生じる。

人は、自分のことを好いてくれる人を好む傾向がある。

当たり前だ、説明するまでもないだろう。だから懐いている人に優しくしてあげたり、より過大に評価しがちである。

ともすれば、嫌いな人間ほど優しくして好いてあげる方が良い。

あなたが嫌いではない人間は、あなたが自身のことを嫌っていないことは薄々感じているはずだ。そうすれば、基本的にフェアな判断をあなたに下す。

みんなに嫌われている人間は、みんなが自身を嫌っているからフェアな判断を下せる。だがその中で、あなたが優しくしてくれていたらどうだろうか。そうなれば、フェアな判断を下さず、あなたにバイアスが向かうかもしれない。

それ故に、嫌われている人間やあなたが嫌いだと感じている人間に対しては努めて優しく、好まれるような態度をするべきだと私は考える。

好いてくれる人を好き返すのは動物的な本能だ。

まとめ 八方美人は得である

もちろん、露骨にやるとゴマスリに見えて、他者からすると面白くないかもしれない。それ故に、誰にも隔たりなく優しくできる人間という風に見られるのも得策だ。

八方美人はよくないと言われるかもしれないが、優しく好ましい人間を疎ましく思う必要はない。自分の嫌いな人間と仲が良い様子を見ると面白くないかもしれないが、その人がそういう「優しい人」というのを分かっていれば納得がいくだろう。

あの人は誰にも優しいからねぇ、で終わるに違いない。

誰にも優しい人は出世しないとか仕事ができないとかいう人もいるかもしれないが、少なくとも私はそんなことはないと思う。会社や取引先で見たニコニコしているド偉い人なんていくらでもいる。

優しさはなかなか連鎖しないかもしれないが、優しくしていじめ返すのは本当に性格が悪い人間だ。基本は人は好意は好意で返す。

そうなると、この考え方を持ってすれば、好ましい職場が出来上がる可能性すらあると私は考えている。

こんな憎たらしいガキでも、他人を好きになろうと思えば案外できるものなのだ。

  • この記事を書いた人

内藤エルフ

2013年東京大学法学部卒業。都内の米系投資銀行勤務。英語と日本語のバイリンガル。意識高い系そのものが好き。スターバックスでMacbookを開いてドヤ顔するのが好き(しかし仕事のファイルは持ち出し禁止なのでネットサーフィンのみ)。なお、コーヒーの味の違いはわからないけど、日本とアメリカのコーラの味の違いは7割の確率で当てられる。

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