カバンなんてどれも一緒、使いやすさはあるかもしれないけどものを入れるための袋にすぎない・・・
なんて斜に構えていたこともあったし、そもそも私は荷物が多いしその時のシチュエーションごとにカバンを変えるのが好きだった。
だが、このリュックはちょっと違う。私のミニマリスト的憧れをくすぐってくれるし、ものがキレイに整理されてたくさん入る。
【国内正規品】PeakDesign ピークデザイン トラベルバックパック 45L ブラック 収納可能PCサイズ:H40 × W30...
素晴らしい商品なので、是非紹介したい。
この商品はこんな方におすすめ
- ミニマリスト的なデザインに機能性をふんだんに入れたリュックに興味がある肩
- 荷物が普段から多い方
- カバンを買い換えるのに疲れた方
- カメラ機材を持ち運びたい方
目次(タップで開きます)
ピークデザインとはどんなブランドか
私は意識高い系でノマドワーカーに憧れるなんちゃってミニマリストの新しいもの好きのミーハーなので、Peak Designに惹かれるのは当然の帰結であった。
Peak Designはアメリカ発祥のブランドで、カメラ関係機材をクラウドファンディングサイトで発表して注目を浴びた、なんかナウい感じのメーカーである。クラウドファンディングでコンセンサスを得てウィン−ウィンなバリューを出している会社だ(今日の意識高い系成分はこちら)。
カメラをリュックなどに固定するクリップや、ストラップの着脱を容易にするアタッチメントなどでカメラマンたちの心をガッチリつかみ、最近はカバンも出している。アップルのデザイナーを引き抜いたりもしているし、乗りに乗っているブランドだ。
そんなPeak Designが最近カメラとは関係ないラインを立ち上げるということで、2018年の後半に発表したのがこのトラベルバックパックだ。

ただのリュック、だが全てをこなすリュック。
カバン界の常識を覆す、全く新しいデザイン!
中身は完全モジュラーで、自由に設定できる!
そう、同じ旅なんて二度とないのだから・・・
(ピークデザインの説明文の超意訳)
と言ったら聞こえがいいが、正直そんなに常識を覆しているとは思えないし、ちょっとギミックが満載のただのリュックである。
でかいし、重いし、ポケットやらなんやらが多いのはいいがきちんと覚えていないとリュックの中で小物が迷子になったりする。

ブログやレビュー動画で絶賛されているのを見るが、今までもモジュラーと言うか、中身を自分で組み替えて使えるリュックはあったし、結局つまるところはリュックなのだからそんなに真新しいわけがない。
といったらピークデザインファンボーイにぶち殺されてしまいそうだが、私は意識高い系なのでちゃっかり購入した。そして毎日使っている。
もちろん、基本的な機能はすべて抑えている。
防水、複数の気室、ラップトップ収納(もちろん意識高い系の皆さん御用達MacBookが15インチでもきれいに入る)、タブレット収納(もちろん意識高い系の皆さん御用達iPad Proが12.9インチでも以下略)、三脚とかを固定できるストラップ、腰ベルト、上げ続けたらキリがない。


きちんとやるべきことをカバーしているのは好感度が高い。基本を抑えるって大事だ。
大は小を兼ねる。どんな役割でもこなせる神リュック。
一つ、言えることがある。私が普遍的な真理であると思っていることだ。
大は小を兼ねる。
私はMacBook Proも最大の15インチにしたし、iPad Proも一番大きい12.9インチだ。リュックもこのクソでかいピークデザインのトラベルバックパックにした。
大は小を兼ねる。大事なのでもう一度いう。
もちろん、限度はあるだろう。大は小を兼ねるからと言って、スーツケースを毎日引きずり回すわけにはいかない。
だがこのトラベルバックパックは「普段遣いとしてはギリギリ許されるレベルで一番大きい」のだ。これは身長などにもよるだろうが、45リッターは「ぎりぎり許される」サイズであると私は思う。
ミニマリストなんてどこ吹く風で、私はカバンにものをぶち込みまくる。
使わなくたっていい。便利なものはぶち込む。多少重くたっていい、どうせ電車通勤だ。
どこかで読んだ記事で「アダルトビデオや風俗のスカウトをするとき、でかいカバンの女を狙う。でかいカバンにいろんなものを放り込んでいる女はだいたいだらしないからだ」というものを読んだ。眉唾ものではあるが、まぁ私はだらしないから少なくとも私には当てはまる。
一つのものにたくさんの機能が詰まっていたほうが、安心できるじゃないか!
ハサミを一本持つよりも、十徳ナイフを持ったほうが得である。
お前いつ外で缶切りなんて使うの?とか言われるかもしれないが、「缶切りを使う可能性が0.00001%でもあるなら、持っておいたほうが憂い無しだろう?」と言いたい。
いや缶切りなんて使わないんだけどさ。
Peak Designの製品は細かいところまで考えられている。
とにもかくも、ピークデザインのトラベルバックパックは素晴らしい。
防水だし、ジッパーも止水だしスムーズだし、ポケットが沢山あって色々収納できるし、ウェストベルトもあるし、持って運べる持ち手がたくさんあるし、マグネット式で色々楽に収納できるポケットもいくつかついている。
防犯対策も比較的しっかりしているし(もちろんナイフで穴を開けられたら終わりだが、そこまで防刃なリュックを使う人はあんまりいないと思う)、色々ひっかかったりしないようにストラップは(通常のベルトやウェストベルトも含めて)全部収納できるのは嬉しい。
地味に各機能用のジッパーの種類(持ち手部分の素材など)が違うので、慣れてきたら触感だけで目当てのポケットに行きつけるのも魅力だ。これはわざとなのかたまたまなのか。いずれにせよ便利だ。

気休め程度というか、一見アホくさそうに見えるけれども「ジッパーで圧縮しカバンを薄くしたりできる」「あるいは開放して10リッター分ほど容量を増やせる」というのはいざ使ってみると便利だ。ちょっとボタンのスナップが硬いけれども、そんなに頻繁に使う機能ではないし、あれば嬉しい。
実際このレビューでも、常に「圧縮」状態して使用している。35リットルサイズになっているので、気休めではあるが見た目も若干スマートだ。
並べてTech PouchとWash Pouchという、小物を収納できる同じくピークデザインのものがある。これらも非常に便利だ。そのうち別レビューをしたいと思う。何より同じメーカーなので統一性がある(統一性を散々批判していたのは内緒である)。


正直色々なカバンを手に入れてきた私だが、いよいよもって「これひとつで行けるのではないか」と思い始めた。本当だ。
まとめ 物を沢山持ったミニマリストになれそう
最近はスーツケースなどではなく一つのカバンで、つまりOne Bag (ワンバッグ)で旅をしたりするのがおしゃれらしいが、私もワンバガーになりそうだ。それぐらい、一つですべての役割を果たせる。
もちろん、突き詰めればこれはただのポケットが多い、ちょっと機能的でかつシンプルな操作性のリュックにすぎない。
中みは仕切りこそあるが基本的に空っぽで、同社のポーチなどを自由に組みくこんで使用することを想定している。
それ故にきっと色々なリュックと比べても「結局、そんなかわらないよね」と言えるかもしれない。いや、言えるだろう。
それでもなお、これは手放しでおすすめできる。

もっといいリュックはあるかもしれないし、探せばそれは永遠に続けられる旅となるだろう。本当に大切なものは目には見えないのだから。(本日の意識高い系名言)
でも、失敗はないと思う。
確かにちょっと重いしデカイが、何度も言う。
大は小を兼ねる。
これ以上のリュックは私は出会ったことがない。
【国内正規品】PeakDesign ピークデザイン トラベルバックパック 45L ブラック 収納可能PCサイズ:H40 × W30...