ブログ

ミニマリストになる理由、ならない理由

ミニマリスト

皆さんはミニマリストをご存知だろうか。

名前の通り、ミニマル、最低限を良しとする者だ。生活必需品をミニマルにして暮らす人たちのことを指すことが多いが、ミニマリズム自体は製品デザインや仕事の方法など、さまざまな分野で提唱されている。

今回はモノを持つことに対するミニマリズムについて書きたいと思う。

この記事はこんな方におすすめ

  • ミニマリストの行動理念とメリット・デメリットを知りたい方
  • ミニマリストに向く人と向かない人を知りたい方
  • モノに囲まれる生活に後ろめたさを感じている方

人間の行動原理としての物欲

人は誰しもある程度物欲があると思う。修行僧か何かでもない限り、自由に処分できる収入があれば人はモノを買う。モノを買い続ける人もいるが、大抵はモノで溢れる前に要らないものを処分する。そうやって常にモノに囲まれて生活するのが現代の(少なくとも日本では)生活だと思う。

今、あなたの身の回りにモノはいくつあるだろうか?

身につけているものだけでも、服だけではなく腕時計やアクセサリー、携帯電話やイヤホンといったモノがある人が多いだろう。

一部のミニマリストは身の回りのものをどんどん削ぎ落としていく

ある程度までは合理的な選択だと思う。例えば今のスマートフォンは電話することはもちろん、インターネットに接続したり写真を撮ったりができる。財布にだってなるし、仕事もものによってはできる。、これ一台で数多くの役割を果たすことができる。

つまりミニマリストにとってスマートフォンがあれば他の多くのものを要らない、とできるのである。これは合理的だ。

完璧なものへの憧れ

そして私は(自分がそうでないからこそ)ミニマリストへの憧れがある。自分が無駄が多い、合理的ではない人間だと分かっているから、なおさら憧れが強くなる。

完璧なモノ、というものに強い憧れがあるのがその根底にあるのだと思う。

ミニマリスト達の持ち物は、つまりは彼らが「これがあれば、他はなにも要らない」と判断したものなわけだ。一つでいくつもの必要とされる役割を果たせるもの、あるいは一つの役割しかできないであっても、それを完璧にこなせるものだ。

例えばカバンを例にとってみると、私は多分カバンを10個程持っていると思う。もちろん、仕事用のものもあれば、法事の際に持てるもの、遊びに行くときに持つものなど役割はある程度分かれているが、それでも10個は多いだろう。気分によって変える、という実に非合理的な理由を持っていることもある。

私がミニマリストになれない理由

結果的に、私がミニマリストに憧れるに過ぎず行動に移せない理由というのはそこにある。

私はいまだ完璧なカバンに出会っていないのだ。

これ一つでもう安心、いつでもどんな場面でも持ち歩きたい、というものがない。

旅行の時はこれ、仕事の時はこれ、ちょっと出かける程度ならこれ、泊まりならこれ…

そうやって役割を細分化していると、ワンサイズフィッツオール的になんでも当てはまるものがなかなかない

モジュラー形式、つまりレゴブロックみたいに機能をつけたり外したりできる多機能バッグならできるかもしれないが、やはり万能とはいかない。

だから私はモノの不完全さを理由に、ミニマリストに踏み切れずにいる

複数の場面に対応できる柔軟性を犠牲にしなければミニマリストは成り立たないのだ。

しかし果たしてそれは正しいのだろうか?
正しさを求めてはいけない分野な気もするが、杓子定規に全てをミニマルにしていくのは逆に非合理的に私は感じる。

合理性を追い求めて非合理性へ

よほどの理由がない限り、家に洗濯機は複数台要らないだろう。
だがよほどの理由がない限り、カバンを一種類というのはなかなかに無理がある(少なくとも私には)。

もちろん、ミニマリストは無理やりになるものではない。自身の生活のあり方、信条、そういったものに合致した場合にミニマリストになればいいし、それ以外の人は従う必要は一切ない。誰も強要しないし、そもそも他人はあなたがミニマリストかそうでないかなんて興味ないかもれしない。

私は、自分ができないことに強い憧れを持つ。きっと多くの人がそうだろう。

クリーンな環境、最低限の最高のものに囲まれた生活…

未だに非常に魅力的だし、素敵だと思う。
だが純粋に私には合わない。

技術の高度化、端末類の多機能化が進んでいけば、きっと今よりミニマルな生活が得られるのだろう。だが、それは今ではない。

私の仕事の一部は今だにiPadではなくPCでしかできないし、完璧なカバンにも出会っていない。

いつの日か、私もモノをそぎ落とす時が来るのだろうか。その時が楽しみだが、今はただ憧れを持つだけの日々だ。

 

-ブログ
-, ,

© 2020 The Output